前回に引き続きグループJの考察です。
今回は、トルコのイスタンブール・バシャクシェヒルとオーストリアのヴォルフスベルガーについて掘り下げていきます。
トルコの首都であるイスタンブールにはなんと5つのクラブがあり、バシャクシェヒルもその内の1つです。残りの4つの内3つはガラタサライ、ベシクタシュ、フェネルバフチェ。これらの3チームがトルコリーグの3強とも呼ばれていますが、近年のバシャクシェヒルの躍進を見るなら3強ではなく4強と言ってもいいかもしれません。バシャクシェヒルは14-15シーズンからずっと4位以内に入っており、昨季は2位で終わりましたが、途中まで首位を走っていました。
所属メンバー
トルコ人の選手が多いのであまり平均的な知名度はあまり高くないですが、トルコリーグの特色らしく、晩年のスター選手が割と所属しています。(騒動起こしてる人が多いですが。)ちなみに現在ローマに所属しているジェンギズ・ウンデルの古巣でもあります。
1.アルダ・トゥラン
国籍:トルコ
年齢:32歳
利き足:右
コメント: 今話題の人物。今回の騒動で彼を知ったという方もいるのではないでしょうか。元バルサ所属のトルコ人選手です。今回の騒動は特別ヤバイですが、これまでも度々問題を起こしており、以前には反スポーツ的行為(審判を殴った?)で十数試合出場停止になっていました。ナインゴランの1250倍くらい素行が悪いですね。
執行猶予付きの有罪だったため、(執行猶予期間に何もしなければ)ローマとの対決にも出てくる可能性はあります。(謹慎とか契約解除になる可能性も大いにありますが。)
国籍:スロバキア
年齢:34歳
利き足:右
コメント:今夏に軽い騒動を起こしました。フリーでアタランタに移籍しましたが、何故か自ら契約解除しトルコに戻ってくることに。アタランタからすればいい迷惑ですね。
かつてはリヴァプールにも所属していたベテランCB。(それ以上でもそれ以下でもない)
3.エディン・ビシュツァ
国籍:ボスニア・ヘルツェゴビナ
年齢:29歳
利き足:右
コメント:「エディン」で分かるかもしれませんが、ジェコと同じボスニア人です。とにかく速いウインガーなので警戒がマスト。正直5大リーグの中堅以上でも活躍できそうですが、11-12シーズンから加入したこのチームに愛着があるのか離れることもなく今年で9シーズン目を迎えます。
4.ロビーニョ
国籍:ブラジル
年齢:35歳
利き足:右
コメント:かつてはマドリーやシティ、ミランで活躍した選手。ミラン退団後は中国行ったり帰国したりした後トルコに辿り着いたようです。まぁこの選手については言わずもがなでしょう。
ヴォルフスベルガーAC
オーストリアのケルンテン州にあるクラブ。ドイツのヴォルフスブルクとは違います。昨季は3位と躍進しました。1部に戦いの舞台を移した12-13シーズン以降は10チーム中5位以下で終わることしかなかったため大躍進なのではないでしょうか。
メンバーは、オーストリアリーグの放映権の分配金の半分がチーム内のオーストリア人選手の数とその出場時間で決まるため、オーストリア人選手が23人、それ以外が4人という偏り方をしています。代表クラスの選手はほとんどいないため、選手もあまり知られていないような選手ばかりでしょう。
つまり書けることも少ないです…。おしまい。
まとめ
下馬評通りならローマが首位通過するのでしょうが、自分はグラードバッハやバシャクシェヒルも予想以上に対抗してくると思っています。総合力が低いためグループ突破は微妙ですが、ヴォルフスベルガーも若い選手が多いためノった状態で戦うことになると金星を献上しかねません。今回のELのグループステージの中でもかなり混戦になるというのが自分の予想です。
最悪ローマがグループステージ敗退しうるグループなので気を抜かずに戦ってほしいですね。Forza Roma!