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ブンデスリーガ19-20 前半戦総評 part.4

part.1

ブンデスリーガ19-20 前半戦総評 part.1 - らじゃのブログ

part.2

ブンデスリーガ19-20 前半戦総評part.2 - らじゃのブログ

part.3

ブンデスリーガ19-20 前半戦総評 part.3 - らじゃのブログ

 

今回は4〜6位です。

後半戦がもうすぐ始まってしまうのであたふたしています。

 

 

6位 レヴァークーゼン

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勝ち点28(8勝4分5敗)

CLにも出場している名門、レヴァークーゼンが6位です。

 

今季はCLに出るということもあり、ホッフェンハイムからデミルバイとアミリを、PSGからムサ・ディアビを、アヤックスからシンクラーフェンを獲得しました。

 

昨季半ばから指揮しているボシュ監督によるポゼッションサッカーが特徴的で、リーグ戦でもCLでもボールを保持している時間が極めて長いです。(最高はCL第1節のロコモティフ・モスクワ戦で79%)

 

保持率が50%を切ったのは13節のバイエルン戦のみでその時の保持率は25%でした。(2-1で勝ちましたが)

 

ただボールを持っているだけで勝てるほどサッカーは甘いスポーツではありませんから、当然負けることもあり、終盤にはケルンとヘルタに2連敗。崩しが上手くいかないとジリ貧になるケースが多いです。得点数もそこまで多いわけではありません。

 

相手が守ってカウンターという戦術を取ることが多いためそこにどれだけ対策を割けるかが鍵になりそうです。

 

冬にはリーベルからMFのパラシオスを獲得しました。

 

5位 シャルケ

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勝ち点30(8勝6分3敗)

 

昨季はボロボロだった名門シャルケ。(14位でフィニッシュ)

今季は完全復活しました。

 

シーズン開幕前にワーグナー監督を招聘。ジョンジョ・ケニーをエバートンからローンで獲得し、不足していた右SB問題を解決。その他にも国内からCBカバクや、FWラマン等若い選手を獲得し、新シーズンに臨みました。

 

今季、特に目立っているのはトップ下のアミーヌ・アリ。昨季1ゴール2アシストだけで終わったアリは今季ワーグナー監督のもとで既に6ゴール4アシスト。

 

また、中盤のマスカレルも今季はチームにとって欠かせない存在になっています。

 

ネクスノイアーと呼ばれているGKニューベルはシーズン終了後にバイエルンへの移籍が決まり、本当にネクスノイアーになってしまいました…。

開幕前にディナモドレスデンから獲得したシューベルトが想像以上にいいキーパーだったこともあり、ニューベルがシーズン後半に冷遇される可能性もなくはないです。(シャルケはあまりそういうことはしないクラブですが)

 

冬の市場では3人のFWを放出し、アウクスブルクからグレゴリチュを獲得しました。

ただ少なくともあと1人は獲得しないと前線の駒が不足してしまうため、ピォンテクを取るのではないかという噂も立っています。

 

4位 ドルトムント

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勝ち点30(8勝6分3敗)

 

4位は、開幕前に大補強をし、本気で優勝を狙っている(はずだった)ドルトムントです。

 

主な獲得選手は

ブラント(レヴァークーゼン

トルガン・アザール(グラードバッハ)

シュルツ(ホッフェンハイム

フメルス(バイエルン

 

ビッグネームばかりです。ですがなぜCFを取らなかったのでしょうか。

 

オーバメヤン退団後からCF不足は顕著で、直後に加入したバチュアイはシーズン終盤に大怪我。昨季に大活躍だったアルカセルもスーパーサブ的扱いで、先発することが多かったゲッツェはCFにはなりきれない存在でした。

 

その問題を解決するべく、冬にホーランドを獲得!

しかし、今度はアルカセルを放出するという噂が出ています。(????????)

 

CF問題の件はこれくらいにしておきましょう。

 

ファブレ体制2年目を迎えた今季は、前述した大補強もあり、バイエルンの連覇を止めるのではないかという周りからの期待もめちゃめちゃ大きかったようです。

 

しかし、蓋を開けてみれば上手くいかず…。

 

開幕2節は連勝したものの、3節のウニオンベルリン戦でセットプレーでの弱さ等を露呈し、敗戦。

直後のレヴァークーゼン戦には快勝しますが、その後3連続でドロー。

倒さなきゃいけないはずのバイエルンに4-0で完敗。最下位のパーダーボルン相手にホームで3-3のドロー。

 

ファブレ監督は立て直すのが苦手な監督です。もう終わりだ…と思っていました。

 

パーダーボルン戦が終わり色々考えたのでしょう。次節のヘルタ戦から3バックに変えました。これが上手くいきました。デュッセルドルフマインツの2連戦で5-0、0-4と快勝。その後のライプツィヒ戦でも結果は3-3のドローでしたが、内容はかなり有利に進めていました。

 

左のSHやトップ下で燻っていたブラントは3-4-3のダブルボランチで開花。(レヴァークーゼン時代には本職のLWからIHにコンバート)

 

少し過剰気味だった前線の駒も無駄なく使えるようになりました。

 

冬には先程も述べましたがザルツブルクからホーランドを獲得。

ただ、3バック使用後からやっと本職の中盤で使われはじめたヴァイグルはベンフィカに完全移籍で出てしまいました。CBで使われることが多かったとはいえ昨季ほどは冷遇されていなかったため彼の放出は少し悲しいものがあります。

 

 

次回はいよいよトップ3です。

 

後半戦開幕前までに投稿できるよう頑張ります…。