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グラードバッハ19-20 選手評価

マルコ・ローゼを新監督に迎えたグラードバッハ。リーグ戦を4位でフィニッシュし、来季のCL出場権を獲得しました。素晴らしいシーズンでした。

今回は手短に書いてしまいたいため、リーグ戦5試合以上出場した選手のみで評価をしていきます。5点満点です。

 

GK

1.ゾマー

リーグ戦:全試合フル出場

失点:40

クリーンシート:7試合

評価:5/5点

 

我らが守護神。セーブ率はリーグトップの77%

躍進の立役者。足元の技術も高くビルドアップにもかなり参加していたが、まれにミスしていた。それでも文句なしの満点。

 

CB

28.ギンター

リーグ戦:31試合

得点:1

アシスト:2

評価:5点

 

CBとして必要な能力をしっかり発揮しながら、前線へのロングフィードも健在だった。

インテルチェルシーから関心があるようだが、残留する可能性が高い。

 

30.エルヴェディ

リーグ戦:32試合

得点:1

評価:5点

 

対人にめっぽう強いグラードバッハの壁。ギンター同様足元にも定評があり、ビルドアップ面でも貢献した。

Mシティとアーセナルからの関心があるようだが、本人は残留を宣言している。

 

24.ヤンチュケ

リーグ戦:17試合

評価:3点

 

CBとRBの選手層が薄いため、上記2人やライナーの欠場時、3バック採用時に主に出場していた。

特段プレーに問題があったわけではないが、上記2人に比べるとパフォーマンスレベルに差があったように感じてしまった。

 

LSB

25.ベンセバイニ

リーグ戦:19試合

得点:5

アシスト:4

評価:5点

 

夏にレンヌから加入した新戦力。

シーズン序盤はヴェントのバックアッパーだったが、後半は主力として活躍。

得点、アシストも多く、特に14節のバイエルン戦(2-1)では2得点を記録し勝利に大きく貢献した。

CBでも起用できるポテンシャルはあるようだが、されることはなかった。

 

17.ヴェント

リーグ戦:25試合

得点:2

アシスト:2

評価:5点

 

来季には35歳になるベテラン。今季はベンセバイニとポジションを争う形で出場していた。

ベンセバイニほど得点関与は多くないものの攻撃参加も守備面もパフォーマンスは高かった。

 

RSB

18.ライナー

リーグ戦:31試合

ゴール:1

アシスト:3

評価:5点

 

夏にローゼ監督と一緒にザルツブルクからやってきたスタミナお化け。めっちゃ走る。スペースメイクのランニングとかランニングで色々してくれる。過労。

 

MF

8.ザカリア

リーグ戦:23試合

得点:2

アシスト:2

評価:5点

 

今季の躍進の原動力。アンカーとしてとてつもない安定感を見せた。3バックの真ん中に入ることもあった。

ただ膝の怪我で終盤10試合を欠場。

怪我の前までは「来季にはいない」と言われるほど評価が高かったが、怪我のせいで幸か不幸か残留する可能性も少し上がっている。

市場価格は€40.00mだが、自分的には€60.00m未満では売りたくない。そのくらい評価の高い選手。

プレミア方面から多くの関心が寄せられているらしい。

 

6.クラマー

リーグ戦:22試合

評価:4点

 

時々出場してはアンカーとしての仕事をしっかりとこなしていた。ビルドアップの貢献度が高かった。

 

5.シュトローブル

リーグ戦:10試合

評価:3点

 

長引く怪我を序盤と終盤で2回してしまい、15試合を怪我でベンチ外になってしまった。

出場した試合では主に3バックの中央かアンカーを務めていた。

3バックのビルドアップ時には存在感があったがそれ以外は微妙だった。

来季はアウクスブルクでプレーすることが決まっている。

 

32.ノイハウス

リーグ戦:30試合

得点:4

アシスト:2

評価:5点

 

若いイケメン。万能タイプで中盤もトップ下もこなせるドイツの未来。

19節のマインツ戦では40m以上の超ロングシュートを決めた。

 

23.ホフマン

リーグ戦:24試合

得点:5

アシスト:3

評価:5

 

シーズン序盤の7試合は怪我でベンチ外だったが、復帰後からシーズン中盤にかけて少しずつパフォーマンスを上げていった。

中盤、トップ下、ウイングで起用できるユーティリティ性とセットプレーのキッカーとして非常に便利な存在だった。

 

22.ベーネス

リーグ戦:22試合

アシスト:4

評価:3点

 

シーズン序盤はコンスタントに出場していたが、15節ヴォルフスブルク戦の敗戦後に出場機会が激減。その後の10試合は出場そのものがなく、リーグ再開後の9試合もほとんどが10分足らずの出場機会しか得ることができなかった。

使われなくなってしまった理由は未だにわからない。

 

FW

10.テュラム

リーグ戦:31試合

得点:10

アシスト:8

評価:5点

 

夏にギャンガンから加入した2世選手。上背があってパワーがあってスピードもあってドリブルもできるハイスペックウインガー。やばい。

左右ウイングと2トップの一角で暴れた。10得点はプレアと並んでチームトップ。

ウイングが本業だったがポストプレーを身につけた結果CFもできるようになった。

そもそも193cmある選手が35km/hで走って突っ込んできたら怖すぎて泣く。

試合後にMVPの選手(自己基準)のユニフォームをコーナーフラッグに掲げるパフォーマンスがかわいい。

来季のCLでめちゃくちゃ暴れてほしい。

 

14.プレア

リーグ戦:27試合

得点:10

アシスト:10

評価:5点

 

チームのエース。とにかくシュートがうまい。今季はアシストもたくさん記録してどちらも2桁に乗せた。今季は左のウイングでもプレーをした。

ファウル以外のことが原因で2回退場になった。それがなければ2位か3位になっていたかもしれない。今も許してない。反省してほしい。

 

36.エンボロ

リーグ戦:28試合

ゴール:8

アシスト:8

評価:5点

 

シャルケで評価を得られず夏に安価でやってきたスイス人。

主にCFとして出場していたが、役割は0トップに近く、少し低めの位置でフィジカルを活かしてポストをし前線に繋げていく役割をしていた。そのおかげかアシスト数もかなり多かった。

 

13.シュティンドル

リーグ戦:25試合

得点:9

アシスト:3

評価:5点

 

我らがキャプテン。

シーズン序盤は怪我の影響もあり様子を見ながら少しずつ出場していたが、後半戦からは主力として大活躍。2得点を3回記録する等何回もMOM級の活躍をし、後半戦だけで8ゴールを記録した。

他の選手とは違う独特のプレースタイルが後半戦はよくハマっていたように思える。

 

7.ヘアマン

リーグ戦:27試合

ゴール:6

アシスト:8

評価:5点

 

上記4人ほどは目立たなかったが、今季のキープレーヤーだった。

背後への飛び出しが得意で相手ゴールを何回も脅かしていた。

プロデビュー当時からこのチームに所属しており、今季でこのチームでの50ゴールと50アシストを超えた。

 

19.ジョンソン

リーグ戦:6試合

評価:-

 

中盤と右SBを1回ずつ務めてくれた。

今季限りで契約満了により退団する。

 

11.ラファエウ

リーグ戦:8試合

評価:-

 

全部で58分しか出てない。

契約満了で退団する。デュッセルドルフ行きの噂が出ている。

 

16.トラオレ

リーグ戦:7試合

アシスト:1

評価:-

 

1回だけスタメンで出場し、1アシストを記録した。

 

 

監督:マルコ・ローゼ

評価:5

 

今季に就任し、4位フィニッシュだけでも十分素晴らしいのに途中で10節近く首位に立ち、ファンに夢を見させてくれた。

ハイプレスハイラインの激しさとポゼッション時にワンタッチで繋いでいく優雅さは見ていてすごく面白く感じた。もちろん選手たちの活躍あってのことだが、この監督でなければなし得なかった成績だと思う。

 

 

評価まとめ

すごく良い活躍を見せた選手が多く、ほとんどの選手に満点をつけざるを得ないくらいの素晴らしいシーズンだったと思う。

 

 

来季の話

今季は中盤、前線の層の厚さが目立ったが、その反面CBとRSBの層の薄さが露骨に出る試合も多かった。

来季はCLも戦わなければいけないため、層の拡大は必須。

 

補強では既にトップ下のハネス・ヴォルフを獲得している。

 

 

今季のCLは今のところライプツィヒがベスト4まで進出している。

来季は

最強になりうるフリックのバイエルン

ホーランをエースに構えたドルトムント

ナーゲルスマンの元ならヴェルナーなしでも大丈夫そうなライプツィヒ

ハイプレスハイラインで番狂わせを狙うグラードバッハ

の4チームがドイツから出場する。めちゃ楽しそう。

 

 

ドイツ勢が躍進してくれるといいな。

 

 

おわり