書きたいことをただただ適当に書き殴っているだけなので読みにくい構成になっていると思いますが予めご了承ください。
冬にメイトランドナイルズとセルジオオリヴェイラを獲得したローマさん。
ユベントスにクソみたいな負け方をして以降直近7戦は4勝3分の無敗。プロビンチャ(大嘘)としては良い成績を残しており、順位は28節時点で暫定5位である。(勝ち点が同じアタランタが1試合未消化なので、6位とも言える)
シーズン序盤は前任のフォンセカ監督とモウリーニョ監督の悪いとこどりのようなサッカーでボロボロだったチームも、ここにきてだいぶ良くなったように見える。最初が悪すぎただけかもしれない。今でもたまに悪くなる。
システムは3-5-2で固定され、シーズン前半ではほぼ固定化されていた先発メンバーも休める機会が増えてきた。これらもいい傾向だろう。
まずは冬の移籍について見てみよう。
1.メイトランドナイルズ
出場試合は6/8。先発は5試合。カルスドルプへの負担を軽減するために獲得された選手だが、休ませられたのは実質1試合だけ。右WBだけでなく左WBもできる。左の方ができるようにも見える。目立った活躍をしていないこともあり評価は微妙かもしれない。左WBはレギュラーのビーニャと復帰待ちのスピナツォーラに加えてザレウスキが台頭してきてしまったため両サイドできるという強みも特に活かせず。ドライローンであるため、来季には新しい右SBを獲得しているかもしれない。
あたり補強。6試合出場で早くも2ゴール1アシスト。ローマが求めていた直接FKのキッカーで、PKも蹴れる。ボールと相手を同時に捌いて素早く前に展開できる選手。29歳という年齢が少しだけネックだが、若手の台頭が止まない今季のローマではベテランが少し増えてもあまり問題にならないだろう。
パフォーマンスに違いはあれど、移籍市場においての狙いとしては悪くなかった2人だ。
ここからは来夏にチームがどうなるかを考察していきたい。
まずは今のローマの3-5-2をポジション毎に見ていこう。
GK
パトリシオがほぼ全ての試合で出場している。将来を期待されているフザトはもう24歳だ。プレーをほとんど見る機会もなく、レギュラーにはほど遠いため開花しないまま退団もあるかもしれない。
CB
マンチーニ、スモーリング、イバニェス、クンブラの全員が主力となった。カード常習犯のマンチーニ(リーグ戦でイエローカード13枚)とゴールド免許のスモーリング(カード0枚)が並んでいるのが興味深い。
WB
右はカルスドルプとナイルズ。左はビーニャ、ナイルズ、エルシャーラウィ、ザレウスキ、復帰後はスピナッツォーラ。右の層の薄さに対して左が厚すぎる。
MF
ペッレグリーニ、ヴェレトゥ、オリヴェイラ、クリスタンテ、ミキ。充実はしているが全員が攻撃面に長所を持つ選手であるため、守備は少し不安が残る。
FW
エイブラハム、ザニオーロ、フェリクス、ショムロドフ。現状はエイブラハムとザニオーロが絶対的。
居場所がない人たち
ディアワラ、ダルボエ
中盤のハブになるというプレースタイルが戦術的に合わなかった選手。仕方ない。
Cペレス
3-4-2-1や4-2-3-1ならまだ居場所があったが、3-5-2や3-4-1-2ではほぼ居場所がない。システムの犠牲者。
フザト
パトリシオがいるから出られない。足元で違いを見せれるかどうかの気もする。
サントン
誰?
夏に補強しそうな点
GK
ベンフィカのスヴィラルをフリーで獲得するための交渉が行われているようだ。競合相手はソシエダ。獲得した場合のフザトの立場が気になるところ。
CB
3バックを4人で回していくのは正直足りないので、できれば5人で回したい。プリマヴェーラ出身の若手を使うか、新たな選手を獲得するか。
WB
ナイルズがカルスドルプの控えになりきれていない感があるので、退団し新たに右SBの選手を獲得するかもしれない。
MF
レジスタを求めているようだ。ジャカ、グリリッチュ、ヴァイグル等の名前が上がっている。来夏に1人は獲得するだろう。それに加えヴェレトゥやクリスタンテが退団するかもしれないので、そこを埋める選手の獲得があるかもしれない。
FW
人数的には十分だが、周りを活かすのがうまくて競り合いの強いCFが1人いるといいかなとか思う。(エディンジェコ?!)
左利きのプレースキッカー
右はオリヴェイラ、ペッレグリーニ、ヴェレトゥが蹴ることができ、オリヴェイラとペッレグリーニは直接FKも蹴れる。が、左足のキッカーは右からのインスイングのCKをザニオーロに蹴らせているくらい。左足で狙いやすい場所からのFKを叩き込める選手がいれば得点力があがるはず。他の要素と合わせると昨夏にも候補に上がったジャカが最適そうだが、リーグ最多であるイエローカードの枚数をさらに増やしてしまう可能性が…w
余談:カードの枚数
ローマさんはリーグ戦28試合でイエローカードを76枚。レッドカードを7枚もらっている。whoscoredの計測の仕方が不明瞭なのだが、計89枚というデータを見つけたため、イエローカードは実質82枚もらっていそうだ。
イエロー76枚はリーグトップ。レッド7枚はヴィオラ(8枚)に次ぐ2位。
チームカラーの黄色と赤に忠実であることがよくわかる。
現状のCBの項でも少し触れたが、マンチーニとザニオーロというリーグトップクラスのカード常習犯がいたり(2人で1位と2位だったはず)、タミーも実は8枚貰っていたりチーム全体でカード枚数が多い傾向にあるが、一方でスモーリングは1枚ももらっていなかったりする。安定しすぎてる。
カードの枚数は少ない方がいいイメージがありそうだが、イエローカードの枚数が2番目に少ないサレルニターナ(48枚)は最下位である。1番少ないのはナポリの47枚、3番目はインテルの49枚。一概に少ない方がいいとはいえないのかもしれない。(多すぎても良くない気はする。)
モウリーニョはローマを復活させるために呼ばれたはずなので、来季には数年前の強いローマを取り戻してほしい。CLでモウリーニョのローマを見れる時はくるのだろうか。